家の自作PCを総組み替え

メインPCの更なる静音化、省エネ化、コンパクト化をした。所詮、全部組みなおしである。

今までメインで使っていたASUSのマザー「P7P55D-E EVO」だが、ちょっとよろしくない点がある。
EuP無効化していると、PCシャットダウンしても待機電力が3wくらいあるのである。シャットダウンどころか、マザーだけATX電源に繋いだだけでも3w消費する。これはひどい。
EuP有効化すると、待機電力はほぼ0wになるのだが、個人的必須機能である「シャットダウン状態からキーボードで電源オン(Ctrl+Esc)」が使えなくなる。同様にWakeOnLanとかも使えなくなる。
ちなみにMSIの890GXM-G65はEuP有効でも「シャットダウン状態からキーボードで電源オン(Ctrl+Esc)」が使える。WakeOnLanも有効。もちろん待機電力は1w未満。

これはもうメインでは使えないということで、せっかく組んだメインPCを組みなおすことに。
「P7P55D-E EVO + Core i5-750」から「890GXM-G65 + AthlonX4-615e」に。CPUクーラーは初代忍者ファンレス、GPUはRadeon4670からオンボへ。さらにケースはP180からNSK2480に。メモリ2G*4、HDD無しでシステムとデータ用にSSD1台ずつ。電源ファンもケースファンも12cmの500rpm。サウンドカードは撤去。
当然ながら、かなりすっきりした。MicroATXで全オンボ、45wCPUなのだから当然である。消費電力は待機時に40w以下。ベンチ中も70w超えないし、CPU温度も55℃程度。
最初はサウンドカードのProdigy192搭載を考えたが、やはり使用しているとバグった様な酷いノイズが載るため、あえなくオンボに。これまでは同軸デジタルだったが、同軸デジタル出力が無いので光デジタル接続でヘッドホンアンプに出すことにした。しかし配置的にケーブル長が足りなかったので、結局5mの光ケーブルを買ってくることに。
結局全オンボだが、これでもメインマシンとして常用するには必要十分である。45wCPUでも4コア2.5GHzだし、HD動画もソフト再生で軽々である。動画エンコも意外に早い。SSDなので容量がないが。GPUも重いゲームしないので890GXで十分。ああすっきりした。音は超絶静音、深夜に耳を近づけてもわからないかも。世は満足じゃ。

さて、続いて重い作業用のサブPCも組みなおすことに。
今まではAsrockのP55Proだったが、メインで使っていたASUSのを転用。CPUはサブのをそのままCore i7-870で、クーラーもMEGASHADOWで1200rpmのサンドイッチ。こちらは録画やエンコもするのでHDD搭載。ケースはメインで使っていたP180を。メインマシンだったものがサブマシンになったような形だ。
オーバークロックでは、やはりASUSの高級品強し。Asrockの安物に比べて耐性が高い様子。190*20=3.8GHzでド安定。
P180はこれまで静音特化にしていたが、パワーマシン用に冷却ファンを入れ替え、うるさすぎず冷え冷えのバランスに収めた。具体的には5インチベイ3段使って前面ファン設置。ファンは全て12cmの1200rpm程度。吸気も廃棄もCPUファンも12cm1200rpm2台というバランス構成。
やっぱり静音性は重要。パワーマシンといっても爆音じゃ、必要な時でも起動する気すら起きないからね。
待機時の消費電力も、EuP有効にしているので問題なし。普段使わないサブPCなので、キーボードから電源オンは必要なし。必要なのは常用メインPCだけ。

サブPCとして使っていたケースSOLOには、新たなメインPCとなったNSK2480にこれまで入っていたバックアップサーバの中身をそのまま移植。これまで小型ケースにHDDを無理して詰んでいたのだが、今度は余裕ができて良い感じ。

3台のPCでパーツがぐるぐる入れ替わったりしたことになる。全て完了するまで構想から3週間もかかる大作業だった。もちろん途中でいろいろ試して失敗してはやり直したのも大きい。
いろいろ買ってきたり入れ替えた結果、Asrockマザーとi5-750、HDD、Radeon4670その他大勢が余ってしまったがどうしようか。しばらく安定するまで取っておくとしても、SandyBridge始まったら中古売値が下がりそうで怖い。はやめに運用テスト終わらせて、いらないものを売りさばいてこなければ。